沿革
1990–1991年
- 最初のウイルス駆除実験(Aidstestおよびその他のアンチウイルス、デバッカーを使用)
- 初のアンチウイルスソフトウェア-Tadpole SpIDer Guardを開発
1991年
- Tadpoleを大幅に改修。より柔軟に、多用途に対応できるようになる
- Anti-virus doctor Tornado (スキャナ)を開発。ファイルシステムのハードディスクと低いレベル(BIOS)で動作することで、新しいGhost-1963に対応可能となり、高い動作スピードを誇る。
1992年
- Keeper Spider (Tadpoleの後継)とDr.Web(Tornadoの後継)の橋渡しとなる、アンチウイルスシステムSpider‘s Webをリリース。ここからDr.Webの歴史が始まる。
- 東ヨーロッパ諸国を対象に実施された、興味深いソフトウェア製品や技術を選ぶヨーロッパのコンクール「1&1」に参加 。Igor Daniloffが開発したSpider’s Webアンチウィルスシステムが、国際コンピュータ展CeBIT’93において無料ブースを出展するための助成金を獲得。
1993年
- ドイツ、ハノーバで開かれたCeBIT’93に出展
- インスペクター(Auditor)ディスクScorpionを開発。Scorpion はTornado同様、ファイルシステムのハードディスクのBIOSで動作することでステルスウイルスの侵入を検出することが可能。
- 初のポリモーフィックウイルスが検出される。このウイルスの出現は、ポリモーフィックウイルス検出するだけでなくシステムを修復することもできる本物のアンチウイルスと、アンチウイルス類似プログラムとを分ける分岐点となった。Dr.Webは、非常に複雑なポリモーフィックウイルスを検出・駆除することができるアンチウイルス史上初のプログラムとなる。この技術的特徴によりDr.Webは第一人者達の間で国際的な賞賛を獲得するようになる。
- Igor Daniloff とDmitriy Lozinskyが、他のウイルスアナリストと共に全ロシアスクールセミナーに参加(Abrau-Dyurso)。
1994年
- 未知のウイルスを検出するヒューリスティックアナライザを導入
- ポリモーフィックウイルスを検出するプロセッサエミュレータを組み込んだDr.Webアンチウイルスは、世界中に拡散するポリモーフィック型ウイルスPhantom-1の検出に成功した世界でも数少ないアンチウイルスの1つとなる。
- Doctor Webアンチウイルススキャナーのバージョン1.00をリリース
- Dr.Webアンチウイルスの販売を開始
1995年
- ドイツ、ハノーバで開催されたCeBIT’95コンピュータエキスポに出展
- プログラムのコードを変更することなく、メインのDr.Webウイルスデータベースに追加ファイルを配信する機能を導入
- Dr.Web for WinWordをリリース
- 初めてとなるNovell NetWare用アンチウイルスの1つを開発
- Igor Daniloff が、チューリッヒで行われたEICAR’95 (European Institute for Computer Anti-Virus Research)会議で初のプレゼンテーションを行う。この会議には世界中からウイルスアナリストが参加。
1996年
- Virus Bulletin誌の1月号に、初めてDr.Web アンチウイルスが参加したpolyfagの比較試験の結果が掲載される
- 同Virus Bulletin誌が、初めてとなるDr.Webアンチウイルスに関する大々的な分析記事を掲載 。Dr.Webヒューリスティックアナライザが最も高い評価を得る。
- Dr.Webによるウイルスのオンライン検査サービスを開始
1998年
- アーキテクチャーおよびウイルスアルゴリズムを大幅に改良したDr.Webアンチアンチウイルス バージョン4.0をリリース
1999年
- Windows 95/98用のウイルス侵入を防ぐ、初の包括的なシステムを開発
- Dr.WebファミリーにSpIDer Guard for Windows 95/98を追加
- Dr.Webアンチウイルスは、世界で初めて、Windows NTの仮想マシンの記憶装置に対するメモリテストプログラムを実装
2000年
- Dr.Webアンチウイルスはロシア国防省による適合証明書を取得
- Dr.Webウイルスデータベースへの追加数が倍増。 現在ではアップデートは毎日・毎時行われる。
2002年
- Dr.Webアンチウイルスエンジンが、中国のアンチウイルス製品開発会社KingSoftによってライセンスされる
2003年
- Igor DaniloffがDoctor Web社を創立。現在に至るまで当社の常任CTO(最高技術責任者)となる。
2004年
- 企業ネットワークを保護するDr.Web Enterprise Suiteをリリース
- Dr.Webアンチウイルスエンジンが、韓国のアンチウイルス製品開発会社Virus Chaserによってライセンスされる
2005年
- 無料の緊急修復ユーティリティ Dr.Web CureIt! をリリース。またたく間に、他ベンダーのユーザー間において最も人気があり信頼性のあるユーティリティとなる。
- ウクライナに"Technical support center Doctor Web"を設立
2006年
- カザフスタンに"Doctor Web Central Asia"を設立
- ドイツにDoctor Web Deutschland GmbHを設立
2007年
- Dr.Web AV-Deskの最初バージョンをリリース。これを境に、ロシアでのアンチウイルスの歴史におけるSaaS時代が始まったとされる。サービスプロバイダーは月々の契約に基づいてエンドユーザーにDr.Webアンチウイルスを提供するようになった。 Corbina Telecom ( 現Beeline)プロバイダーのサーバ上でDr.Web AV-Deskの公開テストが実施される。Doctor Web は、ロシアの市場においてプロバイダーとしてアンチウイルスサービスを提供する最初の会社となったにも関わらず、現在もアンチウイルス市場のこの部門における第一人者としての地位は揺るいでいない。
- 初のモバイルデバイス向けDr.Webアンチウイルスをリリース
当時はモバイルプラットフォームを狙う脅威の数が少なかったことから、Dr.Webはこのプロダクトを無料で配布するという前例を見ない決断を下し、 「実在しない脅威からの保護は無料でなければならない !」と主張。Doctor Web は、モバイルOSを狙う脅威が急激に増加するようになった2012 まで、リリースされているモバイルデバイス向け全ての製品に対してこの方針を貫いている。
2008年
- フランスにDoctor Web Franceを設立
- Doctor Webは、「今日のウイスル脅威において実際に必要とされる機能をなんら評価していない」として、イギリスのVirus Bulletin 誌が行う比較テストへの参加終了を表明
- Dr.Web Office Shieldアプライアンスをリリース。同製品は、Doctor Webの他の開発と同様、時代を先取りしたものとなる。4年後となる2012年、Dr.Web Office Shieldは、PC Magazine誌において中小企業のための最も画期的なソフトウェアシステムとして評価されている。
- Dr.Web AV-Deskは同PC Magazine誌により、2007年の「安全性」部門における最優秀製品の1つとして認められる
2009年
- Doctor Web はロシア国内初のMac OS X用アンチウイルスをリリース。Mac OS Xユーザー数が、ウイルス開発者にとって利益を生み出すほどの規模に達していなかったため、このOSに対するウイルスは考慮に値しないと認識しつつも、Doctor Web はこの製品の開発に莫大な金額を投資し、その品質に対して誇りを持つ。2012年4月に、 何万台もの強力なMacボットネットがDoctor Webによって発見され、急激に知名度の上がったMacプラットフォームの開発者がBackdoor.Flashback.39を駆除するユーティリティをリリースして初めて、Mac OS Xを狙うウイルスの存在が認められることになる。
2010年
- ビジネスユーザー向け「Dr.Webアンチウイルス」サービスの提供を可能にする Dr.Web AV-Deskバージョンをリリース
- シングルユーザー向けDr.Web製品にファイアーウォール機能を追加
- 日本にDoctor Web Pacificを設立
2011年
- Dr.Web Enterprise Security Suite製品が、ガスプロム社における提供を許可するライセンスを取得
- 中国にDoctor Web Software Company (Tianjin), Ltdを設立
2012年
- Doctor Webは、Dr.Webアンチウイルステクノロジーの開発20周年を迎える
